ヨモツ雑記帳

雑記帳。感想とかをぼろぼろ書いてるノート。

危機的、嬉々的、「デッドライン」!

!以下の記事は「デッドラインヒーローズ」のシナリオ「強襲!ロックウェイブ島」のネタバレを含みます。!

 

 おつかれさんです、イクヨモツです。

 世界初!イクヨモツのTRPGセッション!!
 ってことでTRPG「デッドラインヒーローズ」(以下DLH)をやってきました。
 体験卓ということでテクノマンサーのサンプルキャラにいろいろ設定を着せて、シナリオ「強襲!ロックウェイブ島」をプレイ。いやーはちゃめちゃに楽しかったです。
 一番やばかったのはザ・ラナウェイ・ボーイを説得するシーンで二回説得判定に失敗して三度目でようやくどうにかなった時ですね。めちゃくちゃかっこいいRPをしながら失敗、それをリマーク宣言して得たグリッドを消費して振り直して失敗、リトライを消費してようやく成功させるというある意味では神がかったダイスで追い詰められっぷりを披露しました。後から見れば「再三の説得で洗脳を解かせる」という激熱シーンにはなったんですが、ダイスを振ってる当時はマジで気が気じゃなかったです。
 無茶苦茶に失敗しまくったおかげか、次のチャレンジイベントでは爆弾の解体に一発で成功し、万全の態勢でドクタードミニオンを迎え撃ちました。
 ……戦闘?えー、拡散ビームを喰らってライフ3まで持ってかれて動けないうちに、俺の支援部隊の援護を受けながらソニックリベンジャーくん(ジャスティカ)とエックスくん(サイオン)がボコボコにしてくれましたよ。俺の見せ場はチャレンジイベントまでで終わってましたね
 GMのyumebonさん、同卓してくださったキャロカゼさんとみかわやさん、見学してくださった方々に多大な感謝を。ありがとうございました。


 そしてここからは、その時に使ったキャラを唸りながら考えてたっていうだけの裏話です。

 

 DLHをやるにあたってキャラ設定をどうしようか……と考えるまでもなく「これ使うか!」と持ち出したのがこれですね

 

新・機動無頼戦記 デウス・エクス・マキナ(仮) - Privatter


 なんもかんも勢いでバキバキと作った、「VVV(トリプルブイ)」というパワードスーツで敵を倒すヒーローアクションものの設定がありまして。たしかアイアンマン見た時の勢いでガリガリを書いた覚えがあります。
 これをDLHにおけるオリジン:テクノマンサーとして持ち出せば、設定だけだった彼らに物語を与えられるのでは!? と思いつき、勢いでリプレイ動画をそこそこ見て「DLH、おもしれぇ~!」となりルールブックを買うに至りました。勢いしかねえ。わはは。

 そうして卓の予定を立ててもらい、エントリーをもらい、さぁテクノマンサーでキャラを作るぞ意気込んで、真っ先に壁にぶち当たりました。
 それが「設定のすり合わせ」。様々な面で世界観を調整する必要があったんですね。
 初めに「状況の違い」。VVVは、いつか来るとされた「外敵(特に設定決まってないポイント)」に備えパワードスーツを作り、いざ侵略してきた「外敵」を迎え撃つ、という体勢。想定している戦況は五分五分といったところ。対してDLHは、セカンド・カラミティ(ザ・スローターというやべえ魔物が召喚されたやべえ事件)によってヒーローの大半が倒されてしまったという状況。戦況でいえば九対一くらいでヴィラン側が圧倒的有利、みたいな世界。
 えっ……じゃあセカンド・カラミティで俺が書いてる主人公たちみんな死んでそうじゃん。五分五分の戦況を想定してたのに九対一て。
 そうして考えた結果、上記の設定資料に乗ってるVVVは全滅したということになりました。
 ……いやだって、デッドラインな世界ってことはそれくらいしないとと思って。設定だけだった彼らが本当に設定のまま死んでしまったのはまぁ、それはそうですけど。代わりに新人がやってきて、その子たちがPCとしてDLH卓を暴れるぜ! って感じになりました。
 次点で「時代の違い」。上のVVVの設定を見てもらえれば分かる通り、VVVの時代設定は2200年、2世紀くらい時を進めてしまえばパワードスーツのひとつやふたつ作れる技術はあるだろと適当にでっちあげた年代でした。対してDLHの時代設定はほぼ現代。ぎ、技術が追いついてねえ!十中八九!……そこはそれ、なんらかの「組織」から技術提供があったということで補完しました。そこら辺の話もおいおい。現人種と超人種が渡り合うためにうんぬんかんぬん。
 そうしてできたのがこちら。

 

【外骨格付属対戦闘用強化衣装「VVV(トリプルヴイ)」】
 いつか来るであろう「外敵」に対抗するために作られたパワードスーツ。「ビクトリー(人類に勝利を)」「エヴォリューション(人類の技術革新の大成)」「レボリューション(人類の進化の大成)」の3つのVから名前が取られている(らしい)。
 試作機5着を踏まえて全12着が開発されそれぞれ「スサノオ」「チタマ」「カナヤマ」などを名乗りヒーローとして活躍していたが、セカンドカラミティの際にその大半を喪失、パイロットも失われてしまい活動の縮小を余儀なくされる。
 失われたST01の代わりに、回収できたST02、03を組み合わせて造られた、現ヤシマ研究所主力VVV・ST05「ヒノデ」、試作機をチューンアップし戦力として配備したST06「イクサ」ST07「シコメ」ST08「ヒラサカ」のヨミジシリーズが存在する。


 セカンド・カラミティの際に活躍した12機に関しては考えてたVVVの総スーツ数13が元ネタで、そのうち「確実に技術が追いついてなさそうだなー」と思ったマルドゥークを抜いて全12機にしました。たぶん「この戦いが終わったら、俺、新しいスーツの開発に着手するんだ……」みたいなこと言う人もいたでしょうね。お亡くなりですけど。
 VVV本編では設定すら決まってない「外敵」に関しては、セカンドカラミティの際に召喚されたザ・スローターということにしました。「将来トンデモないブツが召喚される」とヤシマ研究所をバックアップしている組織から情報提供を受け、研究所がパワードスーツの開発に着手し始めた、という流れ。しかし相手はヤシマ研究所や組織の想定よりもとてつもなく……そうしてザ・スローターを討伐こそせしめたものの、VVVは全滅に至ります。
 主戦力のほとんどをやられ、ヤシマ研究所自体も絶大な被害を負いました。未曾有の危機を迎えた世界の中で、一人の青年がヤシマ研究所を訪ねます。それが今回のセッションで演じた「長原エイワ」くんでした。

 

【長原 エイワ/ながはら えいわ】
 機械大好きな青年。セカンドカラミティ事件の際、ヒーローに助けられた過去を持つ。その恩義に報いるため、世界が厄災に見舞われた危機的状況の中、パワードスーツを開発しているヤシマ研究所を訪れ自らヒーローになることを志願する。
 メカニックのため開発などはお手の物。VVV「イクサ」は彼と他数名の技術者の手で造られている。
 機械のことになるとついつい熱中しがちで気づいたら日が昇ってたなんてこともしばしば。
 ヒーローとして人々を助けることに集中しすぎるあまりに利他に走りがちな面も。
 ヒーローネームの「ウルトラ・ワン」には「逆境を乗り越える者」という意味がある。


 ヒーローに助けられたゆえにヒーローを志願する、という主人公主人公したキャラ。DLHにおけるVVVの物語はこいつから始まりそうです。というか「TRPGやるなら苗字に「長」の字をいれたキャラで作りたいなー」と思ってたのがこんなに早く実現するとは。ビビるぜ
 一人称を「僕」にしたためRPで思わず普段の口調で俺と言わないように気を付けながらやってたのが印象深いですね。その辺はなんとかエイワとしてプレイできてたかな……。
 ヒーローネーム?あぁまぁヒーローネームはヒーローネームです。モチーフにした画像が赤白のスーツだっただけなので、これ以降のVVVがスーツの方のウルトラマンモチーフになるかどうかは不明です。スーツとパイロットが決まってたり決まってなかったりなので。

 

 

【CORD-VVV-ST06「イクサ」】
 試作機1号をベースに開発された急造VVV。真っ白な外装に赤と銀のラインが入ったデザインをしている。
 大型バッテリーを背部に2基内蔵、連続7時間稼働が可能。アシストウェポンのリチャージも含めると5時間まで短縮される。

 アンリミテッド・パワーフレームによってパンチやキックの威力を向上させることができる強化外骨格機能がアップデートされている。さらに危機下に置かれた際、スーツの赤いフレームを輝かせながら出力を上げる「レッドゾーン状態」を新たに内蔵。甲高い警告音と共に、必殺技の使用が可能になる。これはエイワがかつて見たヒーローに影響を受けている。
 必殺技はレッドゾーン状態時に使用可能になる、両腕でL字を構えて放つ「ワイド・スペシリオン・レーザー」。ただし一度の戦闘に一発限りのものであり、一度撃つとリチャージするまでは使用不可能になる。

 


 今回使用したパワードスーツ。VVV「イクサ」バージョン1.2くらい。活動初めて間もない頃の初期型も初期型のやつ。
 RPする上ではヒーローとしてもうちょい非殺傷武器が欲しいなぁって感じでしたね。ランチャーから捕縛ネット射撃したり電気ネット放ったりくらいだったし。
 「レッドゾーン状態」に関しては完全にデッドラインに入った時のための設定ですね。レッドゾーン状態ワイドショット スペシウム光線 ワイド・スペシリオン・レーザーもいつかお披露目できる日があれば……まぁお披露目するときはデスチャート入ってるんですけどね。(自分が)死なない程度に必殺技をね。
 そんなレーザーの部分は、本来なら一番最初に作ったVVVの必殺技「ロケットパンチ&ジェットキック」を置いときたかったんですが、サンプルの設定的にこれはできないなーと考えた結果、赤白のスーツならアレが撃てそうじゃん!となったんですよね。安直がすぎんか。
 そもそもパンチ&キックの肉弾戦をするテクノマンサーは基本ルルブだけだとちょっと組めなさそうで、ロケットパンチ&ジェットキックはたぶん他のヒーローの必殺技に使うことになりそうです。

 


 と、そんな感じで世界観のすり合わせを行いながら設定を盛りに盛ってキャラシを作ってました。
 次回があったら新しいVVVか、あるいはロケットパンチ&ジェットキックが撃てそうな子を作ろうかな……ハービンジャーあたりも楽しそう……
 いやそれよりも、既にCoCやSW2.5の卓にお呼びがかかってたりしてTRPGが一斉に襲い掛かって来てる現状。RPがすごい好評だったので誘われまくりです。やったね。